ミネアポリス美術館 日本絵画の名品



すっかり秋になりましたね!朝晩が肌寒いです…

過去の話になってしまうのですが、
福島県立美術館で催していた、
「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」についてお話しします。

アメリカ・ミネソタ州にある、9万点に及ぶ世界各国の美術品を収蔵するミネアポリス美術館。
そこに寄贈してある、中世から近代に至る日本の水墨画や浮世絵などの名作を
なんと福島でお目にかかれるということで、足を運びました。

淡く美しいものから漫画チックでユニークな絵柄まで幅広く、
その作品から伝わる時代背景や作者の人物像など奥深く、
その深みに入り込んでしまうような魅力的な作品が展示してありました。

特に感銘を受けた作品が松井慶仲の『虎図』。
虎の毛の一本一本がまるで模様のように綺麗に描かれ、
今にも動き出しそうなほどしなやかな身体、迫力のある目力に圧倒されました。
何か企んでそうな表情も好きです。
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そして驚いたのが、雅な貴族たちが描かれた数点。
衣服の柄が、歪みもなく綺麗に描かれているので、
ありえないのに「コピペ(コピー&ペースト)かな…?」と一瞬思ってしまうほど。
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間近で見てみると、『日本画』と一括りにはできないほど作品ごとに個性があり、
私の中の『日本画』の見え方が変わったように思いました。


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